引き続きジェントルマンズクラブRACのお話。
こちらのクラブの名前、ロイヤルオートモービルクラブという名前の通り、
建物内には自動車やバイクなどにまつわる展示や、インテリアが目に留まる。
例えば到着した土曜日には館内のエントランスの真ん中には、
このようなクラシックなレースバイクが展示されていた。
バイクについてはあまり詳しくないので分からないが、
スズキのバイクであることはわかった。
解説も英語なのでよくわからない(笑)
館内の展示物もオートモービルに関するものが多数あり、
目を楽しませてくれる。
驚いたのは、土曜日の夜にRACに入り2日目の月曜の朝には、
エントランス正面の展示がバイクから、フェラーリの旧車に変わっていたのには驚いた。
旧車なので現在ほど車の大きくは無いものの、
建物も古くどこをどう通してこの場所に持ってきたのか想像もつかなかったのだが、
聞いてみればエントランスのドアを外し、5〜6段ある階段に板を引いて、
押し上げたそうで、そのやり方が意外と原始的で逆に驚いた(笑)
各部屋は、歴史を感じさせる重厚な家具と、
バスタブ付きのバスルームがついたシングルルームであった。
部屋の写真を撮っておらずお見せ出来ないのがとても残念である。
ふと部屋のテーブルに目をやると、
ミネラルウォーターのビンとみかんが2個おいてあった。
流石はサービスが良いなと思いつつ、
しかし確実になにか違和感を感じる。
「みかん」である。
オレンジでもグレープフルーツでもなく「温州みかん」なのである。
日本の温泉旅館であれば、みかんは馴染むかも知れないが、
ロンドンのジェントルマンクラブに温州みかん?
あまりの違和感にいろいろ調べてみたところ、
イギリスではこの温州みかんは「SATSUMAオレンジ」と呼ばれ、
日本の鹿児島県から輸入されているらしい…
どうも、薩英戦争の影響でみかんの輸出が始まったそうだが、
興味のある方は調べて頂きたい。
話はそれたが、到着したRACにてわれわれ3名に
現地でお会いすることになっていた2名と合流することができた。
今回、様々なチケットの手配や調整、
アテンドをしていただいた株式会社マルキシの岸社長。
そして、この旅で初めてお会いすることとなった、
富山で仕立屋を経営しておられる清水氏である。
初対面であったがとても紳士的な素敵な先輩経営者で、
とても良い刺激とひらめきを沢山いただいた。
引き合わせていただいた岸社長に感謝である。
以上5名が到着より4日間行動を共にするメンバーである。
全員が揃ったのが初日7月1日(土)21時ごろ。
この時期のロンドンは22時頃まで明るいので、
まだ夜という印象もなく、揃ったところで顔合わせもかねて、
早速ロンドンの街に出ていくこととなったのは言うまでもない。
つづく