ヒースロー空港には予定到着時間の約30分遅れで着陸した
アシアナ航空OZ521便。
現地時間の19時を回っていた。
日本時間では時差8時間なので27時…午前3時、真夜中である。
自宅を出て20時間後の到着である。
睡魔もそれなりにはあるのだが、到着の興奮がそれに勝り、
テンションは高めである。
8年前にこの空港に降り立ったときは、黒木氏と二人。
今回と同じく夜の到着だった。
今ほど旅慣れておらず、今思えばその時の緊張といったら計り知れない。
空港からタクシーに乗り、やっとの思いでホテルにたどり着き、
なんとかかんとかチェックインして、
疲れ切ってベッドに倒れ込んでとりあえず寝たのを思い出す。
そういう意味では、その当時と語学力についてはほとんど進歩は無いのだが、
毎年の渡航で慣れと度胸だけはついているので、
いろいろな意味で疲れは感じない。
今回は、UKのテロが多く入国審査が厳しいのではと心配していたのだが、
あっけないほど簡単に入国ができ、いい意味で拍子抜けであった。
無事UKに入国し、預け入れた荷物も
全員無事にターンテーブルからピックアップすることができ、
まずは、第一関門突破である。
岸氏と今回初めてお会いする富山の仕立屋さん清水さんは、
少し前の飛行機で現地入りし、
今日の宿泊先に到着しているはずである。
余談ながら、海外で仲間との連絡や日本からの電話などを取るだけでなく、
街歩きをしながら情報を収集するためにスマートフォンが使えると使えないでは、
圧倒的に差がついてしまう。
海外でスマートフォンを常時使う方法としては2つの方法がある。
①Wi-Fiルーターをレンタルし常にWi-Fiでデータ通信を行えるようにする。
②現地で使えるプリペイドシムカードを購入し、シムを差し替えて使う。
もちろんホテルやカフェなどの公共の機関ではフリーWi-Fiもだいぶ充実しているが、
郊外に出ると使えない場合が多い。
①の方法は万能な方法であり、その地域対応のWi-Fiルータさえ持っていけば、
スマホがキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)のものでもそうでなくても、関係なく使える。
デメリットで言えば、軽くなったとはいえ、常にWi-Fiルーターを持ち歩く必要があり、
また、スマホとルーターのどちらものバッテリーを気にする必要がある。
②の方法は海外のプリペイドシムに対応した端末、シムフリーなスマートフォンが必要であるが、
Wi-Fiルーターに比べて格安で、データ通信においては国内で使うのと同じようにスマホが使えるのである。
バッテリーはスマホのみを気にしていれば常に通信はでき、とても快適である。
デメリットは、シムフリースマホが必要なこと、そして、シムを差し替えると、通常の電話はその間使えないのだ。
数年前より、最も最適な方法をいろいろ試していたところ、
シムフリースマホにDSDS対応の端末を見つけた。
↑お気にい入りのスマホ Motorola Moto G4 Plus
DSDSとはデュアルシムデュアルスタンバイの略であり、
なんと2枚のSIMカードを同時に挿入でき、
しかも同時に待ち受けできる優れもののスマホである。
↑プリペイドシムはコレを使用 マイティーシム
日本で使用するときには、データ通信用と通話用のシムを分けて使用するのだが、
海外にでると、このデータ通信用シムを海外用のプリペイドシムカードに変えるだけで、
日本国内と同じように使用でき、しかも日本からの電話も取れる。
今のところ海外でのスマートフォンはこの選択がもっともお気に入りなチョイスである。
ちょっと話はそれたが、
まずは現地でデータ通信が可能なことを確認して、
3人はタクシー乗り場に急ぐのだった。
つづく