ピッティー スナップ特集のつづき。
今回はピッティーの参加者の中でも、
個性的な方々を集めてみた。
色を着こなす達人達である。
目に華やかな色の洋服は、
洋服自体に相当なパワーがあるため、
着こなす人そのものにも
ある程度のパワーが要求される。
服に負けると俗にいう「服に着られる」状態になる。
派手だから恥ずかしいとか、
似合わないのでは…などと思いながら着ると、
間違いなく服の持つパワーに押し切られることになる。
ある、帽子のインポート会社の会長様にうかがったお話。
自分で帽子が似合わないという人は大勢いる。
でも、それは違う。
「この帽子は世界で一番俺が似合う!」と思ってかぶると、
勝手に帽子が似合ってくれると…
これはどんな洋服も同じであると思う。
着る前から負けていては似合うはずも無く、
堂々と着こなして初めて洋服本来の役割りである
自分を引き立ててくれるという、
着る人と洋服、主と従の関係がうまくいくのである。
今日のスナップの方々ほど、
派手な色を着こなす達人になる必要はないが、
楽しんで少し派手目な色を着こなすと、
より一層人生は楽しいものになることは間違いない。
ぜひ「この洋服は世界一俺が似合う!」という気持で
挑戦していただきたいと思う。