黒木氏はまだ、ガイドブックとにらめっこ。
すごい集中力である。
少し眠れたのがよかったのか、日常の緊張から解きほぐされ、
体と頭がようやく旅行モードに切り替わってきたのを感じた。
いよいよ、ガイドブックの出番である。
まずは、最初に訪れるロンドンから…。
ホテルと街全体の位置関係を地図を見ながら頭に叩き込む。
視察したい場所を、地図の上にマークしていく。
優先順位を決め、まわる順番を決める。
もちろん聖地「サビィル・ロウ」は絶対に外せない。
ちなみにサビィルロウでは、
フランスの老舗生地メーカー「ドーメル」の英国支社にお邪魔するアポが取れていた。
(おそらく日本人スタッフはいないと思うが…。)
実際にロンドンに滞在でき、視察にとれる時間は、
到着が現地時間の夕方のため、実質丸二日である。
移動の手段としては、ガイドブックによると、
地下鉄とダブルデッカーと呼ばれるご存知の「ロンドンバス」
そして、「ロンドンタクシー」があるそうだ。
これらを上手く乗り継いで、目的のスポットを目指すわけだが、
前述の通りほとんど、いや、まったくと言っていいほど英語の出来ない二人。
どんな乗り物でも、
いざとなっても最低限のコミュニケーションもとれないわけで…。
そんなプレッシャーからか、
下調べに余念ん無くガイドブックを隅から隅まで読むのである。
つづく
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