結婚披露宴やパーティー、レセプションなどの招待状に書いてあるドレスコード。
よくそのドレスコードについて問合せをいただきますので、
今回はそのドレスコードの中で「平服(へいふく)」について書いてみます。
「平服」とはいったいどんなスタイルか、
きちんと答えられる人は少ないかと思います。
また、何を着て行ったらいいのか?と困った人も多いかと思います。
「平服」と言えばなにか普段着のような印象を受けますがそんなはずはありません。
普段着ているスーツかといえばそうでもない。
ネクタイを締めれば良いというものでもない。
ではいったいどんなスタイルを「平服」と言うのでしょうか?
先に答えをからいうと、
「平服」とは上質な無地のダークスーツに白いシャツを合わせ、
ネクタイやポケットチーフにピンクや赤をなど華やかな色を用いて、
その装いに「お祝いの気持ち」を込めるのが正しいスタイルなのです。
ここでいうダークスーツとはネイビーやチャコールグレイであり、
決してブラックスーツではありません。
ブラックスーツは略礼服を着崩したようで「平服」とはいいがたいのです。
この「平服」の拡大解釈として、
ひとつは、仕事で着ているスーツ、シャツ、ネクタイをそのまま流用する
または、黒のダブルスーツで冠婚葬祭の全てをまかなおうとする
こんな上記のようなスタイルは、これまでは通用して来ましたが、
これからはちゃんと「平服」を考えて、着こなすことが大切な時代です。
この「平服」、フォーマルすぎず普段着すぎず実はとても便利なスタイルであり、
オペラやクラシックのコンサートに出かける際などのちょっとあらたまった席では、
他の人からは『「場」の空気を読めるスマートな紳士』に映るはずです。
まずは、この「平服」を極めてみませんか?